スポーツにおける「エージェント」が担う役割とは?
スポーツ業界ではなんといってもプレイヤーが注目されますが、その陰で普段表に出ることはないものの、プレイヤーの背中を支える黒子的存在の職業があります。それが「エージェント」です。
プレイヤーの人生にダイレクトに関わる職業
一般人からすると、エージェントという存在の認知度は高くありません。地味な職業と思う人も多いですし、その職務は軽視されがちです。しかし実際のエージェントは、プレイヤーの人生に密接に関わっていく、非常に重要な職業なのです。今回のコラムでは、エージェントがどんな仕事をしているのか、どのようにプレイヤーと関わっているのかを解説したいと思います。
契約・移籍交渉
普段は裏方に徹しているエージェントが表舞台に出てくるのが、プレイヤーの契約や移籍交渉の場面です。エージェントはプレイヤーの代理人となって、チームに対してプレイヤーに有利な条件を引き出し、契約締結へと導きます。契約や移籍交渉には、多くのスキルが求められます。極めて高い交渉力、深く広いコネクション、法律面やファイナンスなどの専門知識……。誰にでもできる仕事ではありません。そして、エージェントの交渉次第で選手の人生が変わってしまうので、失敗は許されないのです。
キャリアカウンセリング
プレイヤーのキャリアをともにプランニングするのも、エージェントの大切な業務です。選手生命、収入、ブランディングなどを総合的に見ながら、二人三脚で決めていきます。場合によっては、プレイヤーの引退後のキャリアに至るまで担当することもあるそうです。プレイヤーのキャリアパスは、プレイヤー自身の実力はもちろんですが、エージェントの能力次第でどのようにも変わってしまいます。だからプロのスポーツ選手は、多額の依頼金を払ってでも腕利きのエージェントを求めるのでしょう。
法とカネのサポート
選手に問題が起きたときには、弁護士や入院先(病院)などの手配することもあるそうです。お金の管理については、ファイナンシャルプランナー等を紹介し、資産管理から節税対策まで助言することもあります。
極めて高い知識と人脈を求められる専門職
エージェントの仕事次第でプレイヤーの人生が大きく左右されるので、責任重大ですが極めてやりがいがある仕事と言えるでしょう。その代わり、多くの専門知識、強力な人脈が必要不可欠ですから、簡単に就ける職業でないことは確かなようですね。
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