― 絵やマンガはいつごろから好きでしたか？

高校まではずっと絵のことしか考えていませんでした。イラストレーターの道も考えてはみましたが、物語を作る事は誰にでもできることではありませんし、もし画力が足りていなくてもマンガは描けるというのも魅力でした。

― 高校卒業後の進路選びでマンガの学校に進学する希望はありましたか？

とてもありました（笑）
経済的理由と、「働いた方がいいんじゃないか」という親の考えに私も共感していて、就職の道を選びました。しかもマンガとは全く違う業界で挫折して転職しました。その時にマンガの道に行く事は諦めてはいませんでしたが、具体的にいつ動こうとは思っていませんでした。

― 改めてマンガの学校に行こうと思ったきっかけはありましたか？

たまたま今の職場は同じく漫画家を目指している方が多く、その時に社会人をしながらでも通えるマンガの学校がある事を知りました。やりたいなら行動した方が良いと言われて自分で行動する事も大事だなと思いました。

「漫画家は一般的なものじゃないから、憧れの職業過ぎて、母親や周りの人たちが現実味がなさ過ぎて納得してくれない。だから自分から行動しないと、周りが後押ししてくれない」「人生は自分のものなんだから、その一般的じゃないものに目を向けるのは悪いことじゃないよ」という言葉がとてもしっくり来ました。

実は最初、他の学校の通信講座をやっていました。高校卒業したら社会人しながらマンガの勉強をしようと思って。でも私には通信続けられませんでした（笑）

先程お話ししたように、今の職場でいろんな人の話を聞いて通学できる環境で自分のモチベーションを上げたいと思いインターネットで検索しました。「マンガ　週末　学校」とかで検索した気がします。資料請求をしたらすぐに職員の方から電話がかかってきて、びっくりしました。でもその電話が私の行動を後押ししてもらえたかなと思います。届いた資料をもらっただけだったら資料を見ているだけで終わっていたかもしれないですね。電話では、マンガについてお話しする中で自分の本気度を再確認できたと思います。1週間後には話を聞きに来校して、ヒューマンアカデミーについて説明して頂いたたり雰囲気を見させてもらいました。

― 社会人としての経験は強みになるかもしれませんね。

そうですね。進行管理の仕事に移る前は「納期を守る側」だったのですが、進行管理は「納期を守ってー！」と言う方なので、編集側というか「連絡とれなくなっちゃった、どうしよう」という辛さがすごくわかります。それを経験できたことはすごくありがたかったですね。

― ヒューマンアカデミーに入学しようとおもった理由はありますか？

職員の方の対応や学校の雰囲気が良かったことですね。入学前はスタッフの方とお話しして、入学を迷っている時に他の職員の方もお金のことなどいろいろ調べてくれて、親身になってくれたことが心の支えになったと思います。

― 親御さんからなど心配されましたか？

「大丈夫なの？」とは言っていました。親が心配していることをスタッフの方に伝えたら、スタッフの方から親に電話をしてくれたことがあってそれもあって心配はしていると思いますが大丈夫でした。スタッフの方が親に何と言っていたかは知りませんが（笑）親に反対されていたことも親身に相談に乗って頂いたのは大きかったです。

― 決め手は人だったんですね。

「そうですね。スタッフの方には本当にお世話になりました。学び始めてからは先生にお世話になっています。先生は話していると、とても刺激を受けます。知らないことが多すぎたので入学して先生の話を聞くと「そうだったのー！」と思うことが多すぎて、楽しいです。モチベーションも上がります。学校を検討している人にはヒューマンアカデミーを勧めたいです。

― お休みの日は授業以外でどのように過ごしていますか？

私は土曜日に授業を受けることが多いので、土曜日は授業から帰ってきたらマンガを描いています。授業を受けるとモチベーションが高まっている状態なので（笑）
そして日曜日は出かけたりもしますが、翌日が仕事なので極力体を休めるようにしています。

― 一度自分の憧れた分野からは全く違う分野に進んでしまったけど、やっぱり好きなことをやりたいという人に対して何かメッセージをお願いします。

マンガではないですけど、私の知り合いでそういう方がいます。普通の大学を出て、全然関係ない仕事に就いたけど、夢を捨てきれず学校にも通いたい。でも大学も出て社会人として安定しているのに仕事もぱっと辞められない。でも夢はかけがえないものだから、追わずにはいられない。ていう話をしてもらった時に、私がそういう立場でも多分夢を追っていると思いました。絶対に夢をとった方がいいと言いました。仕事は好きじゃないと続かないですし。夢に少しでも近い道を選んだ方がよいのではないかと話して、その人も学校に行くことを決めました。「マンガの学校に通いはじめた本間さんがすごくキラキラしているから、私もそうなりたい」って言っていました（笑）

― ご自身でもマンガの勉強をし始めて変わったと思いますか？

やはり好きなことをしている時間は、顔が違うなって思います。仕事しているときの顔とは違います（笑）。

― ちょっと仕事中の本間さんの顔が気になりますね（笑）今日はありがとうございました！