人気上昇中のスポーツトレーナーになるには? 必要な知識とスキル
アスリートに寄り添い、そのポテンシャルを最大限に引き出す職業、スポーツトレーナー。今や多くの人が目指す人気職業ですが、スポーツトレーナーになるために必要な知識・性格・能力・スキルには、いったいどんなものがあるのでしょうか?
スポーツトレーナーに求められるもの
スポーツトレーナーは「筋肉トレーニングの知識があればOK」「スポーツに詳しければOK」というものではありません。
トレーニングの専門知識は大前提として、それ以外に求められるものをピックアップしてみました。
資格
スポーツトレーナーになるために特定の資格はありませんが、「プロのスポーツトレーナーを名乗るなら、最低限このくらいの資格を持っていなければならない」と考えられている資格はいくつかあります。
たとえば、「NSCA CPT」「NSCA CSCS」「NESTA PFT」などです。それぞれ資格に特色があるので、自分がどんなトレーナーになりたいのかを踏まえた上で取捨選択していくと良いでしょう(たとえば「NSCA CSCS」はプロスポーツ選手、トップアスリート向けトレーナーの資格です)。所持しているだけで待遇などに差が出ることもありますから、スポーツトレーナーとして活躍したいのであれば、資格はぜひ取得しておきましょう。
性格
スポーツトレーナー向きの性格はあるのでしょうか? 意外に思われるかもしれませんが、スポーツトレーナーは単に知識・技能があるだけでなれる職業ではありません。むしろ性格や人となりが非常に大切になってくるのです。なぜなら、スポーツトレーナーは常に人と深く接しなければならない職業だからです。
説明力と忍耐力
性格とは少し意味合いが異なりますが、こちらの知識や意見を適切に伝える力=説明力が必要です。
そして、相手が理解するまで同じことをくり返し説明したり、同じことを様々な教え方で伝えたりと、じっくり腰を据えて相手と向かい合う忍耐力も併せて必要です。
人当たりが良い、話すのが好きな人
相手と1対1で向かい合う仕事ですから、人が好き、人と話すのが好きでないとやっていけません。平均以上のコミュニケーション能力は必須ではありませんが(もちろんあるに越したことはないですが)、人嫌いだとこの職業には向かないでしょう。
短気では務まらない
顧客の精神状態は、成績や試合内容で大きく変わってくるでしょう。成績が低迷していて選手が不機嫌のときでも、試合に負けて激昂しているときでも、あなたは常に冷静でなければいけません。また、相手のメンタル状態に合わせてやり方を変えるなど、心理学の知識や器用さも必要になってきます。
体力
プロのアスリートやスポーツチームで働いているトレーナーは、顧客とともに行動することが多いため、体力は絶対に必要です。試合間隔が短かったり、長距離移動を強いられたりするときでも、弱音を吐くことは許されません。
また、体調不良も極力避けなければなりません。自分が倒れたら顧客が困りますし、大げさな話ではなく、自分が休んでしまったから選手が結果を出せなかった、ということもあり得ます。もちろん、自分の働き方や所属先によって変わってきますが、一般的なビジネスパーソンよりも自己管理能力を求められることは確かです。
人とダイレクトに接する仕事だからこそ
スポーツトレーナーは知識とスキルだけではできない職業です。性格にも向き不向きがあるし、タフさも要求されます。求められるものは多くハードな仕事ですが、一方でやりがいが大きいことも確かですよ!
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