イラストのお仕事 イラストレーターの収入はどのくらい?
「プロとは何か?」ということを考えると、「その仕事でお金を稼いでいるか、いないか」という意見もあります。プロを目指すのであれば、やはりお金の話は避けて通れません。
そこでここでは、「プロのイラストレーターの収入は、いくらぐらいなのか?」ご紹介していきたいと思います。
イラストレーターの収入に関するアンケートがあった!
イラストレーターの方が「どのくらいの収入を得ているか」、その目安を知ることが出来るデータがあります。それは、日本イラストレーター協会(JILLA)が実施したアンケート結果です。ここではそのなかから収入に関わる2つのデータをピックアップしてみました。
アンケートその1 プロのイラストレーターになって何年目ですか?
回答:
1年未満:11.4%
1~3年未満:27.2%
3~5年未満:30%
5~10年未満:20%
10年超過:11.4%
アンケートその2 前年度の収入(所得)はいくら程度ですか?
回答:
100万円未満:52.5%
200万円未満:24.6%
350万円未満:13.1%
500万円未満:5.7%
800万円未満:1.6%
800万円超過:2.5%
これらのデータから、どのような傾向が読み取れるでしょうか。まず、このアンケートに回答したイラストレーターの過半数(68.6%)がプロ歴5年未満。さらに年収100万円未満の人が過半数(52.5%)であることがわかります。つまり、プロのイラストレーターであっても、一般的に5年未満の駆け出しのうちはあまり稼げない傾向があります。ただその一方で、年収500万円を超えるイラストレーターが10人に1人(合計9.8%)います。この割合は、イラストレーター歴10年以上の割合(11.4%)と、ほぼ一致します。駆け出しのイラストレーターはあまり収入を得られないけれども、長く続けると収入は高くなっていく様子が読み取れますね。プロのイラストレーターとして収入をアップさせたいのであれば、まずはイラストレーターとして長く仕事を続けていくことが大切だということです(もちろんプロ歴が1年未満であってもイラスト関連会社に勤めるなど、しっかりと稼げている方もいらっしゃいます)。
紙にイラストを書く仕事は、経費がかからない
2006年のデータなので少々古く、有効回答数は100人程度なのであくまで目安として考えてください。ちなみに、上記のデータとして参照した「所得」とは、実際の稼ぎである「総収入」から「経費」を引いたものです。したがって、「総収入」は「所得」よりも大きくなります。ですがイラストレーターの場合、所得と総収入の差はあまりないと考えていいでしょう。というのも、原価のない技術を売る仕事ですので、必要経費がほとんどかからないからです。イラストレーターの必要経費となるのは、イラストを描くために必要なパソコンなどの費用くらいです。まさに「手に職をつける」ことができるといえるかもしれませんね。
【アンケートデータ引用元】日本イラストレーション協会(http://jilla.or.jp/)
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