「演技力を高めたい！」

演技に関わる仕事、演技を学んでいる方ならよく思うことではないでしょうか?
演技力をすぐに高めるという方法はありません。
演技は習ったからすぐに身につくものでもなければ上手くなるものではありません。


演技力を伸ばす方法がないわけでもありません。
地道な努力によって確実に演技力は伸びていきます。
これは総じて言えることですが、地道な努力をする者が、
高い次元で勝負できる能力を身に着けることが出来るのです。

-演技力向上への基礎-
演技力を伸ばすためには基盤となる基礎を作る必要があります。

演技の基礎は①発声　②表情　③表現　学んでいたり、仕事をしている方はもう既にご存じですよね。



【発声】
まずは発声です。
・お客さんに声が届かない
・声が相手に届いていない
声が届かないとどんなにいい演技をしていても、相手に伝わらないのであれば表現が
出来ていないと思われても仕方がありません。ボリュームのある大きさで発声するには、
腹式呼吸をマスターする必要があります。

◎腹式呼吸の練習法をご紹介します。
--腹式呼吸の練習法--
① 寝転がりお腹が膨らんでいることを意識して呼吸をする
②徐々にできるようになってきたら次は、立った状態で同じように呼吸する
③喉を広げて「あー」と声を出す
④「あー」という音がクリアになってきたらきちんとした発声が出来ています
※喉から声を出すのではなく、お腹から声を出すイメージで声を出しましょう。
発声は直ぐにできるようになるものではないので毎日トレーニングが必要です。

【表情】
次に視覚的に一番重要な表情です。
人間の感情は喜怒哀楽。笑ったり怒ったり悲しんで泣いたり楽しんで喜んだり。字のまんまの感情です。
表情のトレーニングとしては、鏡を用意して自分の中でさまざまな感情の時の顔をしてください。
自分が喜怒哀楽の感情の時にどのような顔になるのか定期的に確認しておきましょう。
自分がどんな表情をしているのかを確認することによって表情のつくり方の勉強になります。


【表現】
最後に「表現」です。
表現できているかというのは、相手に感情が伝わっているかということです。
自分が思って演じているものがきちんと表現できているか。一人ではなかなか確認することが難しいです。
誰かに見てもらって演技をし、感情や目的が見ている人に伝わっているかどうかを確かめてください。
見ている人に伝わっていなければ、独りよがりの演技で表現が出来ていないということになります。
伝わっていなければ、どんなにいい演技をしていても全く意味のないものになります。
伝え方の中には勿論【声】も入ってきます。セリフを言う際に携帯の機能で録音し、
後に自分で聞きなしまた第三者にも聞いてもらうといいでしょう。
声の抑揚は表現の中でもとても大事な部分です。



一つ一つのことを確認しながら練習していくといいでしょう。
毎日が演技の勉強に繋がります。すべての事を吸収しどんな役も演じられる役者になりましょう。


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