MY JOB ストーリー

もともとは公務員志望で、まさか自分がトレーナーになるとは思いませんでした。高校時代サッカー部に所属しながら通ったスポーツセンターでの筋トレにはまり、ここまで30年以上続けた結果が今に繋がっています。もともとは48kgしか体重がなくコンプレックスでしたが、トレーニングによってカラダが変わり、性格もポジティブになったという実体験が、トレーナーを職業にしよう、世の中にカラダづくりの素晴らしさを伝えよう！というきっかけになりました。

どのタイプのトレーナー（アスレティックトレーナー、ストレングスコーチ、パーソナルフィットネストレーナー）であれ、「何より好き！」という気持ちが大切と考えます。中途半端な好きさでは、ライバルに勝てる訳がありません。筋トレでもアスレティックリハビリでも、とにかく得意分野を追求し、分かり易くクライアントにお伝えするということを行っていけば職業として成り立つ可能性はグンとアップします。

どうやったらトレーナーとして食べていけるのか？これは、コツコツやるしかありません。すぐに結果を求めるのではなく、時間をかけ、ひとつひとつしっかりやっていかなればいけません。アルバイトをするにしても3年・・・石の上にも3年、という言葉がある通り、3年以上はやり続ける根気よさは欲しいところです。私自身は、長きに渡ってのトレーナー生活、講師生活が実って会社を設立し、ジムをオープンすることができました。その道のりは決して楽ではありませんでしたが、やはりコツコツという言葉が当てはまると思います。
やるべきことは、勉強ばかりではありません。トレーナーとして健康的なオーラを醸し出すためには、やはりトレーナー自身が、自分のトレーニングをきちんとして、常にグッドシェイプなカラダを保ち続ける必要があります。また、コミュニケーションやビジネスについても注力しておかないと、知識過多の頭でっかちの売れないトレーナーになってしまいます。トレーナーとして生きていくためには、全てにおいてバランスが大事でしょう。

私は、日本におけるトレーナーが今後、もっと増えれば良いと考えています。スポーツパフォーマンスの向上や、生涯健康的に過ごすという予防医学への理解は年々高まっていますが、まだまだ市場は未成熟です。トレーナーが増え、正しい健康情報を発信し、それを受け取る一般クライアントも増えれば、日本はもっと健康になりますし、トレーナーの職業は安定はもちろん、更にレベルの高い専門職として評価されるようになっていくでしょう。