スポーツ

日本のスポーツ界の歴史①

日本でスポーツは相撲から見れるように神様を祭る「神事」でした。
または貴族の遊びの蹴鞠とかですね。
神事の場合は豊作を願う祭りごとですから、勝っても豊作、負けても豊作です。
江戸時代頃から相撲が見世物としての娯楽へとなっていき、明治時代に西欧文化が入ってきて
現代の「スポーツ」という概念が定着してきました。
最も人気が出たのが、大正時代から始まった高校野球で、プロ野球へと派生していきます。
ただ、日本のスポーツ界は以降、実業団の歴史でした。


実業団は企業がもっている広報的な意味がある部活のようなものです。
選手や指導者、運営者のほとんどは、その会社の会社員です。企業にもよりますが、
午前中は普通に働いて午後や夜に練習。選手はその会社の広告塔として頑張るというイメージですね。
戦後、高度経済成長と伴に、企業も強いチームを持つことがステータスにもなっていました。

また実業団ですと、選手の給料が保障されますし、コンタクトスポーツなど怪我が
多い競技の場合は労災も認定されやすいです。
また選手が引退した後はその会社に残れるためセカンドキャリアの心配もありませんでした。
昔のオリンピックはアマチュアの世界大会でしたから目指すべく目標もありました。

昔からあるプロスポーツとしてはプロ野球がありますが、親会社の意向が強く、
今でも親会社の名前がチーム名に入る広告塔です。
予算や経費も親会社負担ですので、優勝しても赤字は当たり前でした。
今でこそ変化してきていますが、昭和の野球場は人気がない球団はガラガラでも良しでしたね。

プロ選手は社員ではありません。個人事業主です。自分という会社の社長みたいなものですね。
秋から冬にかけて、年俸いくらみたいな契約更改をしていますね。
これは選手という会社と球団が、来年このお金でチーム内で頑張りましょうという業務委託契約です。
球団がいらないと戦力外となれば選手としての職を失いますし、逆に活躍している
選手にも権利を与えるためにFA宣言や複数年契約などもあります。

 
高校野球、六大学野球、都市対抗野球、その他の競技など、長らく
アマチュアスポーツの歴史が長く続きましたが、ある時を境にしてプロ化やスポーツで
ビジネスをしようという風潮となっていきました。
次回はそのお話をします。

日本のスポーツ界を発展させる人材を育成し、しっかりと送り出す『スポーツマネジメント講座』


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【小村大樹 Omura Daiju】
ヒューマンアカデミースポーツマネジメント講座講師及ぶスポーツ業界就職カウンセラー
NPO法人スポーツ業界おしごとラボ理事長
一般社団法人ファンダシオン理事
小村スポーツ職業紹介所所長(厚生労働省認可)
スポーツジョブライセンス認定委員長

【経歴】
法政大学卒業後、草創期のスポーツメンタルトレーナーとしてプロ野球選手、オリンピック選手、
格闘家、Jリーガーなど多くのアスリートをサポート。
2006年より総合学園ヒューマンアカデミーに入り、当時としては先駆けとなるスポーツ業界に
就職するための「スポーツマネジメント講座」などを起ち上げる。
またスポーツだけではなくアイドル、アーティスト、漫画家、その他一般の方々も含め、
数百名の方向性を確立する個人プロデューサーとして活動。
心の整え屋であり育師であり、認知行動療法を取り入れたデュアルキャリア構築者として
何千人もの人をアドバイス、業界へ橋渡しをしてくる。
2015年NPO法人スポーツ業界おしごとラボ設立し理事長に就任。
2016年一般社団法人ファンダシオンを起ち上げ理事に就任。
2017年厚生労働省認可の職業紹介事業である小村スポーツ職業紹介所を開所し所長に就任。
2017年スポーツ業界へ就転職を志望している人たちの通行手形「スポーツジョブライセンス」
を制定し認定委員長。