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スポーツ業界って求人が少ないって本当?
先日、某大手求人情報サイトを閲覧しました。R会社は1万6千の企業が求人掲載しており、
M会社は2万2千もの企業求人が出ていました。
「スポーツ」で検索をしてみました。するとR会社は3772社、M会社は2164社もヒットしました。
けっこうあるじゃないかとそれらの会社を見てみみましたが、アミューズメント系や
スポーツではない娯楽を提供する会社などばかりであり、スポーツかなというものを拾ってみると
約50~70程度の会社しかありませんでした。
それらの会社も大手で採用者が少ないメーカーやマスコミ、用品店、スポーツヘルス系、
フィットネスクラブ系がほとんどでした。
これだけを見ると確かに「少ない」ですね。
でも、スポーツの会社はまだまだたくさんあるのですが、何でないんですかね?
球団やリーグ、その他スポーツ系の会社の求人はめったに出てきません。
その理由は2つあります。
1つはマンパワーがないこと。もう1つは予算はないことです。
要するに、人事課もない中小零細企業のスポーツ会社がほとんどであるため、
人事採用に予算がとれないという点と、新人を獲得しても育成している余裕がないということです。
よって、多くのスポーツ会社は「紹介」に頼っているのが現状ですね。
R会社やM会社に求人を掲載するには費用がかかります。
スポーツ会社は人気なのでエントリー者は何百人、有名球団となると何千人規模が殺到します。
そこから採用できるのは1,2名程度。じっくり選ぶ余裕と人事採用に割ける費用がないんですね。
なのでほとんどのスポーツ会社は知り合いや業界関係者の横のつながりの「紹介」に頼っています。
私のところにも月に数社の社長から直接電話があります。
その多くが「来月○○の業務をやっていた社員が退職するので、その○○ができる人が
欲しいんだけどいない?」とか、「会社の規模を大きくするため営業マンを増やそうと
思っているんだけど、元気があって根性がある若者いない?」とかです。
けっこう具体的に頼まれます。
だからこそ、何ができる人なのかをしっかり具現化しておくが必要なんですね。
スポーツ会社は定期的な採用をしていない会社がほとんどであるため、急に連絡が入ります。
そんなチャンスを見逃さないためにも、自分が何ができるのかをつくっておき、
タイミングが来た時にマッチングできる状態にしておくことが大事なのですね。
スポーツ業界人になるためには「人脈」「タイミング」「運」が必要と言われますが、
このような背景があるからこそです。
紹介してもらえる体制あってこその人脈であり、マッチングはタイミングであり、
そして動いているからこそ運を呼び込めます。
スポーツ業界には表に出ている王道求人が1だとすると、紹介に頼っている裏求人が9です。
どのようにして裏求人と出会うか、そこを考えるのも大事ですね。
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【小村大樹 Omura Daiju】
ヒューマンアカデミースポーツマネジメント講座講師及ぶスポーツ業界就職カウンセラー
NPO法人スポーツ業界おしごとラボ理事長
一般社団法人ファンダシオン理事
小村スポーツ職業紹介所所長(厚生労働省認可)
スポーツジョブライセンス認定委員長
【経歴】
法政大学卒業後、草創期のスポーツメンタルトレーナーとしてプロ野球選手、オリンピック選手、
格闘家、Jリーガーなど多くのアスリートをサポート。
2006年より総合学園ヒューマンアカデミーに入り、当時としては先駆けとなるスポーツ業界に
就職するための「スポーツマネジメント講座」などを起ち上げる。
またスポーツだけではなくアイドル、アーティスト、漫画家、その他一般の方々も含め、
数百名の方向性を確立する個人プロデューサーとして活動。
心の整え屋であり育師であり、認知行動療法を取り入れたデュアルキャリア構築者として
何千人もの人をアドバイス、業界へ橋渡しをしてくる。
2015年NPO法人スポーツ業界おしごとラボ設立し理事長に就任。
2016年一般社団法人ファンダシオンを起ち上げ理事に就任。
2017年厚生労働省認可の職業紹介事業である小村スポーツ職業紹介所を開所し所長に就任。
2017年スポーツ業界へ就転職を志望している人たちの通行手形
「スポーツジョブライセンス」を制定し認定委員長。