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イラストを出版社に持ち込むときに押さえておきたい最低限のマナー
出版社へのイラストの持ち込みは、昔からある効果的な営業です。が、出版社への持ち込みの方法や注意点などは、意外と知られていないもの。今回は出版社への持ち込みの仕方、マナー、コツなどを解説していきたいと思います。
相手を知り、自分を知ってもらう……それが持ち込み
自分の作品のサンプルを持って出向くだけでは、持ち込みをしても仕事にはつながらないでしょう。持ち込みを成功させるには、事前にしっかりと準備と対策を重ね、社会人としてのマナーを守ることが大切です。
出版社の社風、個性、傾向などをしっかり調べておく
絵本の出版をメインにしている出版社に、超リアル路線の絵を見せて「私を使ってください」と言っても、採用されるのは難しいでしょう。自分はどんな画風で、どんなタッチで、どの出版社に合っているのかを事前に調べることが大切です。また、「コンペなどに入賞しなければ契約はしない」という出版社も存在しますから、「そもそもこの出版社は持ち込みを受け付けているのか」という点は必ず確認しておきましょう。
ポートフォリオと名刺を用意する
必ずポートフォリオを制作し用意しましょう。「自分の絵を1、2枚サンプルとして持っていくだけ」「言葉で説明するだけ」「WEBを見せるだけ」では絶対にダメです。ポートフォリオは、あなたの実力がまとめられた作品集です。しっかりと製本されたポートフォリオを持参して、あなたのスキルレベルや作風を理解してもらいましょう。また、さまざまな機会に使用することになる名刺は大切です。自分の連絡先が載った名刺を作成し、必ず担当者と名刺交換を行いましょう。
社会人としてのルールやマナーはしっかり守る
イラストレーター=クリエイターだから、個性を出すのが大事……と考え、ビジネスマナーから逸脱した服装や化粧で売り込みに行く人がいますが、それは大いなる間違いです。通常の就職活動のようにしっかりと身なりを整え、言葉遣いや仕草まで気を遣いましょう。
持ち込みには準備と対策が必須
世の中には数多くの出版社が存在しますが、「下手な鉄砲も数撃てば……」の考えでやみくもに出版社に持ち込んでも、残念ながら勝利を得ることは難しいと思います。
今回のコラムで解説したポイントをきちんと押さえて、準備と対策をしっかり重ねた上で持ち込みを行ってください。特にポートフォリオは重要です! 面倒臭がらず、見栄えの良い製本を行って、受け取った相手が「おおっ!」と驚くクオリティのものに仕上げてくださいね。
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